「失笑」の意味を"正しく"知っていますか?
どうも、ニックです!
さぁ、今回は日本人が間違えやすい日本語ランキング第1位(であろう)「失笑」という言葉を中心に話していきたいと思います。
みなさんそもそも「失笑」という意味を正しく知っていますか?
なんとなーく「声を出さずに」「くすくす笑う」感じで捉えてないでしょうか?
使う時も一発ギャグがイマイチ受けなかった時に使ったりしてませんか?
それ、誤用ですよ。
はい、というわけでまずは正しい意味から見ていきましょう。それがこちら↓
【思わず笑い出してしまうこと。おかしさのあまり噴き出すこと。「場違いな発言に失笑する」】 (goo辞書より引用)
つまりどちらかというと声を出して笑ってしまう方がニュアンスとしては近いようですね。
ちなみに恐らく最も誤用が多い使われ方としては本来「苦笑」【他人または自分の行動やおかれた状況の愚かしさ・こっけいさに、不快感やとまどいの気持ちをもちながら、しかたなく笑うこと。にが笑い。「苦笑をもらす」「相手の詭弁 (きべん) に苦笑する」(goo辞書より引用)】と言うべきところを「失笑」言ってしまう人が多いのではないでしょうか?
また、「嘲笑」【あざけり笑うこと。あざわらうこと。「他人の失敗を嘲笑する」(goo辞書より引用)】や「冷笑」【さげすみ笑うこと。あざ笑うこと。「冷笑を浮かべる」「他人を冷笑する」(goo辞書より引用)】と使いどころをごちゃ混ぜにして使ってしまっている人も多いかと思われます。私も昔は間違えて使っていました...正しい意味を知ってしまうと誤用しているのが恥ずかしくなってきますよね。
少し真面目な話をしますね。
今回は「失笑」にフォーカスしましたが、日本人が間違えて使っている日本語はこれだけではありません。それはまたおいおい記事にしていきますが、私が伝えたいのは、日本語を正しく使う美しさを知ってほしい、という事です。
普段使っている日本語に少しでも疑問を持って欲しいのです。
例えば「未成年」というのに「成年」とはほとんど言わず「成人」というのも少し違和感を感じませんか?
こういう「当たり前」に使っていた日本語に疑問を持つことで、さらに自分の日本語力を鍛えて相手に伝わりやすい日本語を使えるようになりたいと私は考えています。
もちろん私も日本語が完璧ではありません。もしかするとこの文章中にも間違いがあるかもしれません。
ですが、間違いに気づいたときにそれを改め、正しく、美しい日本語に近づけるよう疑問を持つ意識付けは出来ます。
皆さんもぜひ日本語に興味を持って接していただきたいと思います。
なんだか堅苦しい文章になってしまいましたね...(笑)
ですが、これを読んでいただいた方には少しは私の考え方を理解していただけたのではないかと思います。
というわけで今回はこの辺にしてまた改めて日本語についてお話したいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!また次回の記事でお会いしましょう!